「えほん展」企画チームインタビュー②
こんにちは、CI部員の辻です。
「やってみようえほん展」の企画チームインタビュー、2人目はクリエイティブセンター広研(CCK)の西田 夏海さんです。
辻:よろしくお願いします。西田さんも大原さんと同じく、主要メンバーとして活動されたとうかがいました。
西田:はい。CCKでは主に企画のコンセプト固めから始まり、キャラクターや絵本などのグラフィックと、会場レイアウトや装飾、PRツールの作成まで幅広くデザインを担当しました。
辻:カラフルな飾り付けとかわいいキャラクターで、子どもたちの心をつかんでいましたね!
西田:ありがとうございます(笑)。絵本はもともと、既存の出版物を使わせてもらうつもりでしたが、「やっぱりオリジナルで作りたいね」という話になり、一から私が作りました。青いキャラクターは広研の「K」、赤いほうは「CCK」をモチーフにしています。
辻:コンセプトを固める段階では、どんな点を意識しましたか?
西田:本好きの社員がみんなで本を楽しみたい、という根本があるので、本の楽しさを伝えられるような企画がいいなと思いました。広研印刷では本づくりの工程の大部分を手がけていますが、一般的には「一枚の紙を折って本にする」ということさえあまり知られていません。知らないことを体験して、学んで、楽しんでもらえたらと思い、「本づくりのことがわかる絵本」を作ることになりました。“やってみよう”というタイトルにも、紙の手ざわりを感じたり、キャラクターの名づけを悩んで考えたりする、本づくりの醍醐味を味わってほしいという気持ちを込めています。
辻:各ブースとも工夫がうかがえて、とても楽しめました!
西田:帯に書くキャッチコピーを悩んでいたお子さんがいたので、「君にとってこのえほんはどんなえほん?」と声をかけたところ、「絵本の基本を学べるえほん!」と答えてくれて、コンセプトがすごくまっすぐに伝わってる!と嬉しくなりました。
辻:しっかり伝わっていますね!子どもの読み取る力、侮れません。
西田:大人は大人で、出版業など本づくりに携わる方にもきていただいたのですが、キャラクターの名づけやストーリーを考えるところで立ち止まって「うーん…」と悩んでいる方がいらっしゃいました(笑)。プロの矜持を感じましたね。
辻:プロの本気…!次回はますます頑張らないといけませんね。次に繋がるヒントなどはありましたか?
西田:今回、社内にあるダンボールなどの廃材を使って什器や装飾を作りましたが、結構しっかりしたものが作れるなと思ったので、子どもたちと一緒に大きな工作をするのも素敵ですよね。また、広研印刷は豊島区の小学生を招いて工場見学を行っているので、このイベントを出張ワークショップという形で体験してもらうのも面白いかなと思いました。社会貢献のようなことができたら素晴らしいですね。
辻:夢が広がります…!ありがとうございました。