公益財団法人日本YMCA同盟様 ピンクシャツデー2024
こんにちは!
CI委員長の小川です。
昨年に引き続き、今年も「ピンクシャツデー」のポスター、チラシ、Tシャツを広研印刷で作成させて頂きました。
今回担当して頂いた大澤様に、アンケートにご協力頂きました!
「ピンクシャツデー」とは
「ピンクシャツデー」は2007年、カナダの2人の学生から始まったいじめ反対運動です。
2007年2月、ピンクのシャツを着て登校した少年が「ホモセクシャルだ」といじめられました。
それを聞いた先輩2人が50枚のピンクシャツを購入、インターネットで「明日、一緒に学校でピンクのシャツを着よう」と呼びかけました。
翌日学校では、呼びかけに賛同した数百名の生徒がピンクのシャツや小物を身に着けて登校。学校中がピンク色に染まり、いじめが自然となくなりました――。
このエピソードはSNS等で70カ国以上に広まっていき、カナダでこの出来事があった2月の最終水曜日は「ピンクシャツデー」とよばれるようになり、
いじめについて考え、いじめられている人と連帯する思いを表す1日とされています。
日本のYMCAはこれに賛同し、毎年2月の最終水曜日に全国各地でイベントを実施します。
教職員や子どもたちがピンク色の服や小物を身に付けていじめ反対をアピールするほか、いじめに関する授業を行うなど、いじめについて考え、
いじめられている人と連帯する思いを表す1日としています。
昨今はいじめに限定することなく、弱くされている人や差別を受けている人に寄り添い、考える機会としています。
実施した取り組み
YMCAは日本に250を超える拠点がある団体ですが、2月のピンクシャツデー前後では、北海道から沖縄まで、多くの拠点でピンクシャツデーに関わるイベントが行われています。
折り紙やクラフトでピンク色のシャツを作ったり、みんなで考えたいじめ反対メッセージを掲示したり、「どうしたらいじめはなくなるのか」を検討したりしています。
この他には、名古屋YMCAでは中部電力ミライタワーをピンク色にライトアップや山梨YMCAではプラカードや横断幕を持った子供たちが甲府市役所を表敬訪問し、
その後商店街をパレードしていじめ反対の声をあげました。
横浜YMCAではセクシャルマイノリティ当事者でもある株式会社releys代表、「わたがしプロジェクト」創設者の杉雄大氏を招いたSOGIE(性的指向・性自認・性表現)についてまずは知り、
共に考える機会を持ち、全国各地で様々なイベントが行われました。
日本YMCA同盟ではこうした啓発運動が効果的に積極的に行われるよう、啓発運動に必要なアイテムの作成などを行っており、
特にチラシ、ポスター、ピンクシャツの作製には、作成から仕分け、発送など様々な面で広研印刷様のご協力を頂いております。
また行われた運動やイベントはFacebookを通じて発信してもらい、特設サイト(https://www.ymcajapan.org/campaign/pinkshirtday/)からまとめて閲覧できるように整えています。
新たに作りたい広報ツール
私は5年ほど前までは児童クラブの担当者をしていましたが、ピンクシャツデーの前後では子どもたちを対象にしたイベントや啓発運動だけではなく、
保護者の皆様にもピンクシャツデーに賛同し発信していただくための声掛けをしてきました。
しかしほとんどの保護者様は職場でピンク色のシャツを急に着ることが困難だったり、ためらいがあったりするようでした。
もっと気楽に身につけられて、身に着けていることで周囲の方の目を引くものがあればいいなと思っています。
「あれ、そんなピンク色のもの身につけてた?」といった質問から話が広がり、ピンクシャツデーの運動が広がっていくと嬉しいです。
大澤様と広報ツールを持って、撮影しました!
ピンクシャツデーにかける想い
いじめはよくない、という一言に反対される方は、ほとんどいないと思います。ですが、無くならない。
多くは無知や無関心が根底にあると感じています。私は小学生の時にいじめの被害者になった経験も、中学生のときにいじめの加害者になった経験もあります。
あの時、もっとこうしていれば、と今になれば思えますが、実際に行動に移すために、当時の私には知識も、相手の考えを知ろうと思うことも足りていませんでした。
大澤様、お忙しい中、貴重なご意見を誠にありがとうございました!!
私も、「ピンクシャツデー」の活動が多くの人に伝わるよう、制作物のご提案を今後も続けてい行きたいと思います!
CI委員会も写真提供させて頂きました!